アスベスト含有調査
ここ数年前から問題になっている石綿(アスベスト)は、1970年から1990年にかけて大量に輸入され、その多くは建築建材として使用されました。今後これらの建築物の老朽化による解体工事の増加に伴い、解体工事従事者の方や近隣住民の方への、飛散石綿による健康障害の発生が懸念されるといわれています。この調査は国、都道府県等が定めた石綿障害予防の規則、条例に則り、既存の建物に使用されている石綿含有建材を確認する事により、解体工事や改修工事時において周辺外部への石綿の飛散を防ぐ為に行います。
建物石綿調査
現地に伺い建物の内外部に使用されている建材を目視、触診、打診によりその種類を特定し、製造会社名や製造年月が確認できれば記録します。また天井裏、床下、壁内部等の通常隠蔽されている部位も確認していきます。石綿含有建材のデータベースとしては、国土交通省他各省庁、日本石綿協会の通達、発表や各メーカーの製品情報を元にします。
石綿含有分析
建物石綿調査で石綿含有の可能性があるが、製造年や製造会社が不明なため、特定できない建材に対して実施します。その建材が吹付け材や保温材等の場合は、必ず分析確認が必要になりますが、成型板等で石綿の飛散の恐れが低く、石綿含有建材とみなして処置する場合は分析調査の必要はありません。
分析は「石綿含有率分析可能機関」に発注しておこないます。